千里の道も1stepから

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闘うプログラマー[新装版]を読んだ

エンジニアとして、インプットを増やすために本を読むことは大切だと思います。

私は、本を買うことは良いのですが、なかなか読めずに積読になっていまうことが多いです。それでも購入を重ねることで自らにプレッシャーをかけようとしますが、書棚に本が増えていくばかりでした。

実際の本を購入するとかさばるばかりなので、電子書籍が良いのではないかと思って、春にタブレットを購入しました。やはり軽さは重要だと思ったので、最軽量だったXperia Z Ultraを購入することにしました。

ソニー Xperia Z Ultra (Wi-Fi/メモリ32GB) ブラック SGP412JP/B
 

 

そのXperiaを使って、最初に読んだ電子書籍が「闘うプログラマー」です。 昔に聞いたことがあったので買ってみました。Windows NTの開発を描いたノンフィクション作品です。

読む前はビルゲイツの話かと思っていたのですが、カトラーという人物が中心に描かれています。このカトラーが凄い癇癪持ちのように書かれていて(実際そうだったのかもしれませんが)、印象に残りました。いわゆるプロジェクトマネージャーの印象とは全くもって異なりました。

カトラーだけではなく、その他NTの開発に関わった人物複数の視点で物語がつづられていきます。読んでいくと、NTの完成が見えたと思ったら、先送りになるということを繰り返し、なかなか完成しません。ソフトウェア開発の華やかな話ではなく、本当にとても泥臭い話でした。やはりソフトウェアの開発というのもは非常に難しく、計画通りにいかないものなのだと思います。NTのプロジェクトに参加したメンバーは、非常に優秀な人たちだと思いますが、それでもなおというのがこの世界なのだと思いました。

 

私は幸いか(?)巨大なプロジェクトに飲まれたことが無いので、それほどの経験がありません。ただ、こういったことが普通に起こりうる世界であるということを再認識されました。