千里の道も1stepから

日常や思ったことなどを書いていければと

「まだ、都会で貧乏をやってるの?」を読んだ

1年ぶりくらいに熊本に帰省した。

帰省したといってもやることは特に無い。時間もあるので書店に行き、これからの仕事を解決するヒントになるような本がないかと思って探したけれど、IT系の本は少なくて役に立ちそうなものは置いて無かった。

仕方が無いので、ビシネスのところを見ていると、一番目立つように「まだ、都会で貧乏やってるの?」っていう本が積んであった。正直、タイトルは煽りだと思うし、普段なら買わないところなのだが、熊本県出身の実業家(?)が書いたということで買ってみた。

内容は少し物足りなかった。1時間もあれば十分に読める。最初に、本人が成功するまでの過程(自伝)みたいなものが書かれているが、何をやったとかがあっさりと書かれているだけなので、あまり参考にはならないと思う。そして、本の半分くらいは熊本で起業して成功した人の話である。これもあっさり書かれている。また、それほど大金だとは思えない額の話もあった。そして、田舎で成功するポイントや失敗すポイントについても簡単に書かれているが、至って普通なことだと思う。

私は起業するにあたって、初期投資のようなものが必要でないということと、ニッチなところを攻めるということが重要だと思った。成功した人の例では、住居兼事務所のようなところを使ってスモールスタートしてから拡大するというパターンの話が多かった。私も実家で事業をやるとかすれば、親のすねかじりになるのだが、ほとんど費用はかからない。そして、都会程に競合する人や企業が無いので、個人でもニッチなところを攻めれば十分に活躍することが可能だと思う。

まだ、都会で貧乏やってるの?

まだ、都会で貧乏やってるの?

 

タイトルの貧乏は、お金的なものだけではなく、精神的な心の貧乏という風に考えるほうがまだしっくりくる。

最後のほうに「満員電車を降りる」というワードがよく出てくるが、私も通勤の満員電車が嫌いで、都会の通勤が回避できるだけでも田舎で仕事をするのもいいなと思っている。この辺の感覚は著者と同じなのかもしれない…。