千里の道も1stepから

日常や思ったことなどを書いていければと

宮崎県の観光スポットを巡るツーリング

数年前、夏に帰省した時に二泊三日で宮崎県の観光地巡りをした。後輩と二人、私はレンタルバイクのCB400SF、後輩は愛車のYBR125。

熊本県から阿蘇を抜けて宮崎入りし、海側に出てから宮崎最南端の都井岬まで南下し、霧島付近から北上して帰るというルートにした。下記は、その際に巡った観光スポットである。*1

1日目

一心行の桜近くのひまわり畑

阿蘇を抜けて宮崎県へ入るのだが、阿蘇の一心行の桜の周辺がひまわり畑になるので立ち寄った。何度か来たことがあるのだが、人がほとんどいないので熊本の人でも意外と知らない場所なのかもしれない。ひまわりも良いが、私の印象に残ったのは阿蘇の山々の緑のほうだった。

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トンネルの駅

高千穂峡の手前、トンネルの駅という物産館がある。鉄道のトンネルがあり、これを焼酎の貯蔵庫として利用していた。このトンネルは作ったものの鉄道として使われることが無かったらしい。トンネルの奥行きがどのくらいか忘れてしまったが、かなりの数の樽を保存しているようだった。物産館のほうではお酒の試飲もできる。物産館のほかに、電車を喫茶店に改造したお店があったが、このときは残念ながらやっていなかった。

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トンネル道の駅からは、海へ出るまで山間の道をひたすら東へと進んだ。夏真っ盛りだったのだが、暑さはあまり感じなかった。少し標高が高いのと、車通りがなくスムーズに走れるので、ジャケットの風通しが良かったからだろう。

馬ケ背

海へ出たところで11時頃だったのでお昼を取ることにした。港近くのお店に入り、刺身定食を頂いた。そして、腹を満たした後に向かったのが、断崖絶壁の馬ケ背である。よく見ると、四角い柱状の岩が連なっているのが分かると思う。陸地から盛り上がった岩肌が馬の背中に似ていることから馬ケ背と呼ばれているらしい。

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宮崎は日向夏が有名なのだが、自販機に日向夏ドリンクなるものが売ってあった。このサンAというメーカーのドリンクを宮崎内ではよく見かけた。日向夏サイダーやマンゴーサイダーなどがあった。

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美々津重要伝統的建造物群保存地区

次に向かったのが、古い街並みが広がっている港街である。資料館を見てから、ゆっくりと周囲を散策した。写真は現代の車が映ってしまったのが残念だ。

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 都農ワイナリー

お酒が好きなのでワイナリーは外せなかった。試飲はできないので、何本かワインを購入し、配達してもらうことにした。ぶどうのワインでなく、メロンやマンゴーのワインもあったので購入したが、友人にあげてしまったため結局飲めていない。

西都原古墳

西都原古墳群はコスモスが有名なので知っていた。あまり調べていなかったが、日が長く、時間があったので行ってみた。17時半ごろに到着して、よくわからずに古墳の周りをうろうろしていると警備のおっちゃんと会った。どうやら営業時間があったようで、古墳の入口などを施錠して回っているとのことだった。このおっちゃん人が良い人で、施錠ついでに私たちの案内をしてくれた。敷地が広いので車に乗せてもらって移動した。

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発掘調査した古墳を守る体育館のような建物もあった。わざわざ明かりまでつけて中を案内してくれた。機会があれば、今度はコスモスの季節に行きたいと思っている。

この後はホテルへ行き、1日の疲れを癒して翌日に備えた。

2日目

平和台公園

次の日は、最初に平和台公園というところに向かった。朝から曇っており、移動途中で雨が降ってきたのでカッパを着ることにした。バイクは雨が降ると極端にテンションが下がる。しかし、到着するころには止んで青空が広がってきた。

平和台公園は、平和の塔が観光スポットとなっているが、ハニワ館の方が気になっていた。

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ハニワ館は思っていたよりも小さな建物で博物館という感じではなかった。公園内にはこれでもかというほど色々なハニワが置いてあり、ポーズが面白いものもあったため、ハニワの写真を結構な枚数撮ることになった。

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そして、宮崎の中心部を抜けて、有名な青島神社へと向かった。

鬼の洗濯板と青島神社

青島神社と鬼の洗濯板は有名なので、事前に他の人からもオススメされていた。青島神社へ行く途中に鬼の洗濯板が現れるのだが、人工物ではないのかと思えるくらいに綺麗に層を成している。これが自然にできたというので凄い。

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青島神社でお参りを済ませて次の目的地へと向かった。ここから道が海沿いになり、気分よくツーリングできた。暑さはどうしようもないのだが。

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サンメッセ日南

サンメッセ日南にはモアイ像がある。ここの写真を友達に送って、イースター島来たぜというと騙されていた。ここでお昼を頂くことにした。私はここで初めて、名物の冷や汁というものを知った。輪切りのキュウリ、氷がが入っている、紫蘇の香りが効いた冷たいスープに、あったかいごはんを混ぜて食べる。サッパリとしており、夏場にはあった料理だと思った。

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鵜戸神宮(うどじんぐう)

洞窟のようなところに本殿がある。初めてこういった場所にある神社を知った。本殿へ向かう途中、眼下に穴の間岩がある。ここに小さな石を投げ込んで入ると願いがかなうといわれており、挑戦している人もいた。今調べてみたが岩のほうは亀石、小さな石は運玉と呼ぶらしい。

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道の駅で休憩をしながらひたすら南下して、宮崎最南端の地を目指した。途中の道が、がけ崩れにより通行できなくなっているという情報を得ていたので、しょうがないが迂回して行くしかなかった。バイカーには先端を目指さす使命があるのだ。

都井岬灯台

日も傾いてきた。都井岬では、道から放牧されている馬を見ることができる。灯台を目標としていたが、西都原古墳の時の教訓が生かせず、ここも営業時間が終了するという事態に遭遇した。かなり自己満足であるが、最南端まで行けたという達成感は得ることができた。

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ここからも工程のミスなのだが、都城にホテルを取っていたので、頑張って北上しなければならなかった。

3日目

関之尾滝

私は滝も好きなので、都城の滝を見に行った。だが、残念ながら、近くの遊歩道までの道が崩れており、遠くから眺めることになってしまった。

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ここからは、 ドライブ・ツーリングスポットである、えびの高原を抜けて北上した。熊本県人吉市などの立ち寄れるスポットに寄りながら帰った。

観光地を巡るツーリング

ソロで行くのも良いが、誰かと一緒だとその時の感動が分かち合えるので良い。走行中もB+COMを使い意思疎通がしながら走ることができたのが大きかったと思う。

真夏でうなだれるほど熱いのは仕方ないが、宮崎の観光スポットはどこもよくて、道も中心部以外はスムーズに気持ち良く走れた。とくに海沿いを走れるのは気持ちがよかった。

*1:有名な高千穂峡は、男二人で行くものどうかと思ったので外した。